益城町仮設団地 草取り作業・益城町家屋の片付け作業・「伝える」活動

□本日の活動内容
(1)益城町仮設団地 草取り作業
(2)益城町家屋の片付け作業
(3)「伝える」活動

□参加者
(1)松岡、竹田、野中くん、明治HDの有志7名
(2)松岡、竹田、野中くん、明治HDの有志7名
(3)松岡、竹田、野中くん、明治HDの有志7名

□詳細
(1)木山上辻仮設団地 自治会主催 草取り作業
本日は、「明治HD」から有志の方が7名で参加頂きました。
当初、KVOADから紹介のあった段階から、午前中は作業系活動を、午後はこれまでとこれからの益城町を伝える時間を設けようと思っていました。
一つ目の作業は、友救の会が自治会サポートに入っている「木山上辻仮設団地」の自治会主催草取り作業のお手伝いです。
草取りのような苦役は、以前から出る人は出ますが、出ない人は出ない。それはどちらの仮設でも同じ状況だそうですが、木山上辻でも同じです。しかし半数近くの方が出てこられて、一緒に汗を流しました。
「明治HD」の方々はさすがに経験豊富で、益城町の仮設住宅の構造などを気になされて、お部屋を見たいとのことだったので、住民さんのお一人にお願いして見せて頂きました。
キッチンの板の間が冷たくて辛いことや、クーラーが一つだけしかついていなく、夏は酷暑、冬は極寒であることなどが住民さんから話されていました。熊本といえば全国的に温かいイメージがありますが、冬には玄関のサッシが凍りつき、開けられないほどです。熊本市内は凍らなくとも、益城では車のフロントガラスが凍りつきます。
熊本地震と呼ばれて今では熊本城の復興が対外的に発信されますが、益城町ではシンボルより目の前の暮らし。そういった現状が見ることができたのではないかと思います。



(2)「みんボラ」ニーズ 32-3 家屋の片付け・家財移動
3回目の対応です。「明治HD」の方々に現在でもこのような環境でお住まいの方がおられることを知って頂きたく、本日の作業にアテンドしました。
判定は「全壊」。しかし罹災証明を取得することなく、修繕する意思もなく、壁は破れ、屋根は抜け、床は落ちている環境で、畑作業に出るために毎日をお過ごしです。
1日目は片付け。2日目は家財の移動。そして3日目となる本日は梁に突っ張りを入れてからの家財移動です。
屋根に数年前にやり替えたという立派な瓦がどっしりと乗っています。
瓦の重みで梁が曲がり、ふすまなどの建具がびくともしません。拠点からバタ角を持って行って、まず梁につっかえを入れてから建具を外す作業に入りました。
建具を外し、奥の部屋で倒れたままになっているタンスを起こしてから手前の部屋に移動しました。
床は抜けて、お父さんが後はやるというのでコンパネを4枚ほどお渡ししました。

(3)「明治HD」の有志7名へ益城町の支援活動に関する講話
午前中にしっかりと作業現場を見てもらった方々に、滞在時間の許す限り、益城町のこれまでとこれからのお話をさせていただきました。
今日は途中で質問も特になかったので、話の方向をどのように持っていくか迷走してしまいました。
単に作業をするだけではなく、背景まで知って頂いて、なぜ今、益城町ではこうした活動が必要なのかを持って帰って頂きたいと思いました。ちょっと裏事情まで話過ぎたかも知れませんが、それもまたリアル。
でも今日は改めて、「伝えたいことを伝えたいように伝える技術」の大切さを実感しました。

「くまもと友救の会」2017/11/12  活動報告
活動中総移動距離36,550㎞