片付け作業

□本日の活動内容
(1)片付け作業

□参加者
松岡、都さん、緒方さん、「九州キリスト災害支援センター」より、マサさん、弓田さん、さん、ボランティア参加の田中さん、小茂池さん

□詳細
(1)片付け作業 みんボラニーズ2018:86 (緒方記入)
震災時に移動した荷物と、震災当初のままの納戸の片付けの依頼です。依頼者は高齢であり、昨年ご自分で片付けをしている際に転倒し骨折するなど、無理が出来ない状況でした。また、同居家族も腰や腕を損傷しており、片付けが困難との事でボランティアでの対応となりました。ボランティアの人数も多く、二手に分かれて片付け作業を行いました。
依頼者は長時間の立ち仕事が困難であったため、座って頂き必要な物と不必要な物の確認を取りながら整理していきました。納戸は半分ほど片付けが終わり、リビングの荷物の片付けをしておりましたところ、黒アリが大量発生している箇所があり、依頼者にも確認して頂き業者への依頼を勧めました。この件については、ご家族と検討して対応して頂く事になりました。
本日は、午後まで作業を行う予定でしたが、依頼者が黒アリの件や不要必要な物の仕分けに疲労困憊されていた為、今回は一旦終了し次回で終わらせるように対応する事になりました。

■総括(松岡記入)
今回のように、ボランティアで対応できる部分と、業者依頼を勧める部分とが混在する案件というは、復旧が進むにつれて増加傾向にあります。
その時に僕は、UQテックとしてそのような業者依頼を勧めてきた分野に業者として対応することができれば、その場で見積も出せるし、ある程度のボランティア対応というのも逆にしやすくなるのではないかと思います。このように言うと行政や社協から何でもかんでもボランティアでやらないでくださいと叱られますが、僕の考える被災者支援は、ボランティアとか業者とか関係ない、被災者利益を追求するということ。
では、何でもボランティアでやった方が、被災者利益になるじゃないかと言われますが、ボランティアは品質責任を負えません。安心・安全・過失責任を担保するために、内容によっては業者依頼を積極的に進めるのも、被災者利益を考えるボランティアとして当然と考えています。
例えば、新築住宅への引越依頼。新築だから、壁とか床は傷をつけないでほしいと要望頂く際には、当然、前提としてボランティアだから傷をつけて言い訳ではなく、そこには努力義務もあると思いますが、業者と違って過失責任を問えない。なので完璧なクオリティを求められる対応には、業者依頼を勧めています。
僕はUQテックの者として、そうした業者依頼にならざるを得ないニーズに対応していくことで、依頼者の安心・満足、従事者の雇用とスキルの継承に繋がればいいなと考えます。
友救の会とUQテックの両輪で復旧復興を担っていく。それが僕の被災地支援の形です。