再建引越し・片付けニーズ下見

□本日の活動内容
(1)再建引越し
(2)片付けニーズ下見

□参加者
松岡、都さん、五島さん、小田切さん

□詳細
(1)引越し作業 みんボラニーズ2018:No76
本日はルームシェアしていたお宅からの退去ということで、一応、生活再建制度の助成金対象となる引越でした。
場所は北区の四方寄町からの引越です。市営団地への引越ですが、団地の階段への車の付ける場所が全く分からず、うろうろしてようやく見つけました。郵便局の人とかが車で入っていたので、どこから入ったのか不思議なくらいでした。
お一人分の荷物でしたが、荷物全体が猫の尿のにおいが染みつき、冷蔵庫の上などはオシッコが溜まっていました。
団地の3階へはエレベーターがないので階段の差し上げです。階段の手前ギリギリまでトラックを付けて、2階の踊り場までは差し上げで運びます。階段の1フロアにつき、足を使わないだけで足への負担がかなり違います。
小田切さんが元は引越屋さんでバイトをしていたことがあって、冷蔵庫の運び方などは一応、業者レベルです。後は動画でご確認ください。
 

松岡亮太さんの投稿 2018年9月11日火曜日

 

(2)災害ごみ片付けニーズ下見
とあるペット屋さんのお話です。
このペット屋さんは地震の直後、翌日から営業を再開されました。それはお客さんのペットへの命をつなぐために商品をすぐに供給させるため、片付けやご自分たちの家のことを後回しにして対応していこうという想いからです。
そして商品の在庫を格納していた店舗2階部分の最低限のスペースについて片付けを2年がかりでされてきました。しかし中二階になっている部分が倒壊し、中二階の上にある商品や、倒壊の危険がある場所は震災から2年と半年近く経つ今まで手を付けることができませんでした。
今まで、ボランティアに依頼したこともありません。行政に相談することも一時は考えられたそうですが、行政処分で営業停止にでもなったら、お客さんへ商品が供給できなくなる…。また、ご自身たちの生活の糧でもある現金収入も途絶えることになります。
そうした想いから今まであらゆる機関に相談できなかった方々が、ご自身たちでの片付け作業に限界を感じ、ご友人を通じて相談がありました。
僕は、事業者の依頼というのは積極的に断ってきましたが、今回のような案件は埋もれた潜在ニーズとして積極的に支援団体が関わっていくべき時に来ているのではないかと感じました。
1階で多くのお客さんにたくさんの笑顔を提供している上で、震災の爪痕が確実に残る現実が今なお存在します。
業者が対応するべき部分もある。しかしボランティアとして介入していい部分もあります。ボランティアとしてやれることをやって、あとは依頼主が業者さんに頼めばいい。今回は少しでも依頼主の心理的金銭的負担がないようにボランティアとしてどのような対応ができるか検討してから対応したいと思います。