「みんなのボランティアステーション」・益城町仮設団地自治会支援・県域情報共有会議

□本日の活動内容
(1)「みんなのボランティアステーション」
(2)益城町仮設団地自治会支援
(3)県域情報共有会議

□参加者
松岡、沖田、緒方さん、都さん

□詳細
(1)南阿蘇村 引越依頼についての打合せ
先日、南阿蘇村の仮設住宅にお住まいの方から引越作業の依頼がありました。この案件はかねてよりの引越フローチャートに乗る案件でしたので、南阿蘇村の行政や地域支え合いセンターとの連携が取れるかどうかの話し合いに行きました。
南阿蘇村は仮設団地が村内の8カ所ほどに分かれて建設されているそうですが、直轄の地域支え合いセンターが全ての仮設団地を巡回訪問して生活再建相談などの業務にあたっているそうです。
南阿蘇村役場において、「みんなのボランティアステーション」として地域行政と支援団体及び支え合いセンターと連携して
役場で話を伺っていると、南阿蘇では仮設団地の中に店舗を建てて、引越業務を3万円ほどで引き受けいてる業者があり、その業者その人こそがその仮設にお住まいの被災者であることなどを伺いました。仮設団地の中で見知った関係の人に明瞭会計で引越依頼ができるのであれば、これ以上の安心はないですね。
ただ、仮設団地の中での営利事業が認められるはずがないので、詳しく話を聞きたいと思い、役場の後にその仮設団地に向かいました。
その仮設団地に着くと、敷地の入り口に仮設の店舗が建っていました。そこからさらに進んだところに仮設団地があり、厳密に言うと仮設の中に建設された店舗ではなく、グループ補助金で建設された仮設の店舗ということでした。
この店舗で運送業を営まれている方は地震の前から運送業を営み、元から運送業の許可は得ているということで、被害を免れることができたトラックを使用して最低3万円から引越作業を受注しているということで、こちらも厳密には一律3万円ではなく、値幅があるそうです。

(2)安永東仮設団地自治会支援「友救サロン」
もはや名称が決まった感のある「友救サロン」ですが、あくまで仮ですので、友救の会が実施するサロン活動の名称を公募していることは変わりません。どなたか良い名称をお考えになられた方は、松岡までご連絡ください。
安永東では、自治会長がお一人でいらっしゃいました。自治会長との話は必然的に仮設での課題とか必要としている支援とかの話になりました。自治会長のお考えでは、80代くらいの高齢者以外、すなわち50代や60代くらいまでの中高年はサロンに来なくてもいいということでした。
しかし、80代以上の方がサロンに顔を出して定期的に見守りができると、それはサロンとしては成功かもしれませんが、持続的な自治という面では、やはり80代であろうと70代であろうと、お一人でお住まいであったり身体が心配な方であったりが安心して参加し、そこで交流を持てた入居者同士で見守っていくというきっかけづくりという面では、高齢者だけにとどまらず、比較的に若い世代の方にも参加して頂きたいというのが僕の気持ちです。

(3)第◎回「火の国会議」
もはや第何回目かも分からないくらいの「火の国会議」です。嘘です。本当は何回目かは議事録を見ればわかります。僕が横着しているのです。
本日の火の国会議では、友救の会の活動報告と「みんボラ」の進捗状況を報告しました。
友救の会としては、仮設団地を4つ自治会支援で担当していますが、各仮設ごとに住民意識も随分と違い、コミュニティ形成という面ではすごく課題があると感じる仮設もあります。
早いところでは今年の秋ごろまでに半数以上が退去が見込まれる仮設団地もあり、かと思えば、まだ3割ほどの方しか再建が見込まれていないところもあり、その違いとどのように向き合っていくか、僕たちにとっても難しい問題です。どうしても状況を見ながら後手に回り勝ちな自治会支援事業。しかし、状況を見ているうちに確実に目の前から課題が去っていく…。課題が去ったころには別の課題に追われる…。そんなことをいつまでもやっていても、改善はできませんね。
こうした県域での会議などでこのような現状を共有し、過去の先進地などからどのように対処していったかなどを学べればと思います。

活動中総移動距離 45,800㎞