益城町仮設団地自治会支援・引越しニーズ下見・生活相談

□本日の活動内容
(1)益城町仮設団地自治会支援
(2)引越しニーズ下見
(3)生活相談

□参加者
松岡、沖田、緒方さん、都さん

□詳細
(1)赤井辻仮設団地自治会支援「友救サロン」(緒方記入)
赤井仮設は、拡張期ではなく放送がある為、放送を利用しサロン活動への呼びかけを行いました。放送を2回ほど繰り返したことで、数名の方が集会場へ集まって頂きました。また、益城町町長選で選挙カーが来られた際に、住民の方が多く集まってこられた為、その後にサロンへ参加される方も多くおられました。
住民の方から、「先月までは黒潮市場から車両販売に来られていたが、4月から来られなくなってしまい、高齢者の方が買い物に困っている」との相談がありました。「近隣に週3回ほど、生協の車両販売が来られているが、週に1回でもいいので生協の車両販売に来てほしい」との要望がありました。くまもと友救の会から生協の方へ問い合わせを行い、今後対応が出来るか返答がある予定です。他の仮設でも同様の悩みがあるかもしれないので、サロン活動を通して他の仮設でも聞いていきたいと思います。
 

(2)引越しニーズ下見(緒方記入)
益城町役場こども未来課より、引越しニーズの相談があり本日下見に行きました。
今回の引越しは再建にかかる引越ではありませんが、金銭的に業者への依頼が困難でご自身で出来るところはされるが、家電と大きな家具のみがご自身で出来ない為、ボランティアでの依頼となりました。今週のみんボラ会議で情報共有して近日中に対応していく予定です。
 

(3)土地家屋売却に伴う生活相談(松岡記入)
不動産屋さんに土地と建物を売却する際に、次の引越し先であったり、引越し後の生活に関してのご相談です。
相談者は病気を患っており、なかなか働くこともできずにいます。数年前に相続した家屋は罹災証明も申請しておらず、制度もほとんどご存知ないようでした。
一度も罹災判定を受けていない家屋は、雨漏りで所どころカビが生息していました。不動産屋さんへ建物の評価価格がないまま売却し、不動産屋さんはそれを解体し、更地にして転売する。そうしたサイクルができています。また、不動産屋さんから出してもらった解体費用も、地震保険でいくばくか入った現金では足りないようでした。
お話を聞いていると、この不動産屋さんとはつながりが多少なりともあったので、罹災の再判定の相談を役場に行い、半壊判定がもし勝ち取れたなら、仮設に入ることができるし、次の入居先について当面の心配がなく、売却収入で職を探したり、病気と闘うことに集中できます。そのために、不動産屋さんから見ると顧客にとっての最も有益な形を再度検討してもらえるように進言しました。
この不動産屋さんも流石というべきか、すぐに答えを出し、罹災の判定申請を行い、この不動産屋さんの抱えている物件の中から次の入居先を用意するといった柔軟な対応をしてくださいました。
震災から2年。罹災証明の申請時期はとっくに過ぎています。しかしながら、何らかの事情で、申請はおろか、制度のことを全くご存知ない方も多くおられます。そうした方に、民間としてどのように働きかけていけるのか、課題は多いです。

活動中総移動距離 45,100㎞