飲料水提供・解体前家財搬出

□本日の活動内容
(1)飲料水提供
(2)解体前家財搬出

□参加者
松岡、竹田、緒方さん、都さん

□詳細
(1)飲料水(水・コーヒー・カルピス)提供(竹田記入・松岡加筆)
本日は下記の通り飲料水を提供いたしました。
◎馬水東道仮設 5ケース
◎白旗仮設(甲佐町) 80ケース
今回受け入れた飲料水は前回に比べて少量であるため、仮設団地の自治会への提供を目的としています。集会所の利用時にご利用頂ければと考えております。
 

(2)解体前家財搬出(竹田記入・松岡加筆)
南区にて解体前の家財搬出です。昨年の7月に解体に伴い退去通知を受けていたお宅です。通知から半年以上経っておりましたが、ほとんど手つかずの状態でした。分別作業も追いついておらず、作業もなかなか進める事ができませんでした。
市役所の方が訪問し、双方の話を聞いた上で解決策を提案するのですが、借主は大家の非人道的措置を訴えるばかりで進みません。痺れを切らした大家さんと住民さん等がもめ出し警察沙汰にまでなりました。
今回のお宅は家財や荷物が多く、住民のお母さん一人で運べる量では到底ありません。
しかし、7月の退去通知からは半年以上あったのでは?と個人的に思ったのですが、一人ひとり抱えてる事情があります。次回の作業で家財を搬出し終わればと思います。
 

(3)総括(松岡記入)
話を整理すると、大家は自費で解体するために半年以上前から退去勧告を出しており、長屋の他の3件はみんな引越しと片付けを済ませていました。民事的には6か月以上前に勧告すればいいようですね。借主は依頼者のご主人で、当のご主人は数日前に亡くなられてしまい、賃貸契約者がご主人だったことから権利もなく、お母さんは自力で引越し先を見つけていく必要があります。
しかし勧告を受けてからもそうしたことは行われず、今となっては不当に占拠している状態…。警察が来て話を聞いても、大家が法律を守っている以上、退去しなければなりません。
僕は、今日中に荷物を出せという大家に、ボランティアで来週に多くの人数を入れて作業を手伝うので、それまで待ってほしいと願い、借主にもボランティアで作業する前提として必要なものと不必要なものの選別だけはしてもらう約束をし、今日は出せるものだけ出して撤退しました。
調べるとお母さんは生活保護を別の住居で受けており、ご主人が借りていたこのお宅には本当は住んではいないはず…。制度に乗れる人、制度に乗っている人がさらなる要望やわがままで行政や警察、ボランティアまでが頭を悩ませることになり、人の善意について考えさせられる出来事でした…。

活動中総移動距離41,600㎞