子供向けイベント補助・人道支援研修

□本日の活動内容
(1)子供向けイベント補助
(2)人道支援研修

□参加者
松岡、竹田、緒方さん、都さん

□詳細
(1)「リバイブ熊本」主催 子供向け動画制作イベント
 

 
本日は友救の会の隠れメンバーである林先生が講師として、子供たちにスマホで動画制作をするワークショップが開催されました。場所は益城の益城laboです。スーパーキッドの横ですね。
 
 
子供は益城から15名募集し、実際に当日参加したのは6名でした。小規模仮設への周知を代行した僕たちとしては、力不足で申し訳ない次第です。でも6名の動画制作に興味ある子どもたちが3回のカリキュラムに沿って動画制作を学ぶこのワークショップは僕自身も興味あるものです。
当日は静岡のピエロ担当メンバーから送ってもらっていたお菓子を配布し、全3回のカリキュラムで配布を続けます。
当日は朋さんが参加しましたが、動画制作…できるようになったかな?
 

(2)「スフィアプロジェクト」研修
国際的な人道支援における基準として有名なスフィアプロジェクトの基礎を学ぶ研修に参加しました。
スフィアプロジェクトはNGOのグループと赤十字、赤心月社運動によって、人道援助の主要バンや全般に関する最低基準=スフィアハンドブック=を定める目的で1997年に開始されました。
ハンドブックの目的は、災害や紛争における人道援助の質、および被災者への人道援助システムの説明責任を向上させることです。「人道憲章と人道対応に関する最低基準」は、多くの人々と援助機関の経験に基づき作成されたものであり、特定の援助機関の見解のもえをしめしたものではありません。
人道支援における国際的な基準は世界中に数多くありますが、そのセクターの範囲と関与レベルが最も広いものが「スフィアプロジェクト」で、ほかには子供や動物、障害者、高齢者、LGBTなどに関するそれぞれ注視された基準がありますが、そのどれもに通じる、人道支援に関する最低基準として認知されているのがスフィアです。
というのは、研修を受けて知りました(笑)
研修一日目の本日は、スフィアの概要や、ハンドブックの使い方などを学びましiた。別の基準で「Core Humanitarian Standard 人道支援の必須基準」(CHS)と言われる基準があり、この度CHSに他の基準が吸収され、その改定されたCHSをスフィアのコア基準に盛り込むことでより広範囲に最低基準が組まれることも知りました。最低限に求められる基準が上がる訳です。
一日目を終了し感じたのは、この最低基準が日本の災害地において、行政や社協、NPOなどによって初めから目標設定されていれば、災害支援の在り方も変わっていくのかなと思います。
下記に参考としてCHSの9つのコミットメントと質の基準を掲載します。
CHS 9つのコミットメントと質の基準

1.被災した地域社会や人びとがニーズに合った支援を受けられる
質の基準:人道対応が状況にあっており適切に実施されている。
2.被災した地域社会や人びとが必要な時に人道支援を受けられる
質の基準:変化する状況にあった、効果的な人道支援が行われている。
3.被災した地域社会や人びとは、人道支援の結果、負の影響を受けることなく、よりよい備えや回復力(レジリエンス)を得て、より安全な状態に置かれる
質の基準:人道支援が地域の対応力を高め、負の影響を未然に防いでいる。
4.被災した地域社会や人びとが自らの権利や保障されるべき内容を 知り、必要な情報を確保でき、自身が関係する事柄の意思決定に参加できる
質の基準:人道支援はコミュニケーション、参加、ならびに被災した人々の意見に基づいて行われている。
5.被災した地域社会や人びとが安全に苦情や要望を述べることができ、迅速な対応を受けられる
質の基準:苦情や要望を積極的に受け入れ、適切な対応をしている。
6.被災した地域社会や人びとは、関係団体の間で調整・相互補完された支援を受けられる
質の基準:人道支援は調整されており、相互補完的である。
7.被災した地域社会や人びとは、支援組織が経験や反省から学ぶことにより、更にいい支援を期待できる
質の基準:人道支援者は継続的に学習し、改善している。
8.被災した地域社会や人びとは、必要な支援を、有能で管理の行き届いたスタッフやボランティアから受けられる
質の基準:スタッフは、効率的に職務を行えるよう、自らもサポートを受けられ、適正かつ公平な扱いを受けている。
9.被災した地域社会や人びとは、リソースが支援組織によって、効果的・効率的、且つ倫理的に管理されることを期待できる
質の基準:リソースは管理され、本来の目的のために責任を持って活用されている。

活動中総移動距離40,850㎞