益城町仮設団地自治会支援活動・引越し 遺品整理依頼に関して行政機関と打合せ

□本日の活動内容
(1)益城町仮設団地自治会支援活動
(2)引越し・遺品整理依頼に関して行政機関と打合せ

□参加者
松岡、竹田、都さん、オガタさん

□詳細
(1)木山上辻仮設団地自治会支援 カラオケセット提供
本日は以前から住民さんから要望の高かった「カラオケセット」を「くまもと友救の会」からご提供しました。これには「くまもと災害ボランティアネットワーク KVOAD」が受け付けている、仮設住宅集会所への備品寄贈プログラムから1万円の助成を頂き、足りないぶんに関して友救の会で負担しました。
300曲くらいしか入っていないセットだと、1万円ちょうどとかであるのですが、どうせなら少しでも曲数が多い方が楽しめます。内臓1000曲入りのものを選びました。
集会所のテレビに接続し、さっそく住民さんたちで楽しんでいました。これで年末年始も集会所に人が集まってくれると嬉しいですね。


(2)「みんなのボランティアステーション」事務局サポート
「みんボラ」では本日、益城町役場と益城町支え合いセンターと共に、今後予想される仮設住宅からの引越しニーズや遺品整理ニーズへの、支援団体としての対応原則について話し合いました。
結論から羅列すると、

■引越しについての見解
1)仮設住宅からの再建転居には転居費用を一律10万円助成する県の制度があるため、優先的に業者依頼を勧める。
2)業者不足などで仮設住宅の返却までに引越しができないなどの場合にボランティアへ有償依頼。
3)有償依頼が何らかの都合により不可能な場合には個別判断にて無償対応も可能。
4)大型家電・家具のみをボランティアへ依頼する場合には無償対応。線引きを統一して各団体が守る。
 
■仮設住宅の遺品整理についての見解
1)ボランティアへの依頼は、基本的に依頼者本人からの要望によりなされるもの。生前に特段の要望が確認されない以上、役場が予算をつけて業者に依頼する。
2)該当自治会からの要請である場合、ご本人からの生前の要望があった場合、親族からの依頼である場合などは上記⑴の例外的にボランティアによる作業を妨げず、残ったものに関しては役場が業者へ依頼する。
というような内容です。
行政としてやるべきこと、ボランティアとして足並みをそろえて住民に困惑や混乱、支援格差を生じないことなどが確認されました。
ボランティア団体としての課題は、「みんボラ」としての対応基準を定めても、会員である各個別の団体の動きには強制力は当然持ち合わせず、一部の歩調がそろわない部分について、その団体が撤退した後などに残る団体がどのように対応していくかなどが意見交換されました。
あぁ…。セブンイレブンが24時間営業になったように、サークルKとサンクスがサークルKサンクスになったように、深く、広く、被災者の悩みに対応できる存在、この町のホットステーションになれたらいいのにな…。

活動中総移動距離39,200㎞