玉東町 解体前の片付け(みんボラ ニーズ35)

□本日の活動内容
(1)玉東町 解体前の片付け(みんボラ ニーズ35)

□参加者
(1)松岡、竹田、「レスキューアシスト」からジャンボ、ケンケン、鈴木さん、「九州キリスト災害支援センター」から弓田親子、リー先生

□詳細
(1)「みんボラ」ニーズ35 玉東町解体前の不要物片付け
本日はどれだけ真実を語れるでしょうか。僕たちがお手伝いに入ったのは玉東町にある、西南戦争の時に建てられた家屋でした。依頼主は名古屋に移住し何十年も帰っておらず、解体に伴う不要物の片付けを「KVOAD」を経由して「みんボラ」に対応依頼がありました。
玉東町ということで下見にも行けず、作業当日を迎えました。

まず作業範囲とボリュームを把握するために全体を見せて頂きました。その広範囲と量の多さに戸惑いながらも、作業手順を効率的かつ効果的に組んでいかなければなりません。
立派な家屋にいたるところに不要物が散乱していました。少女漫画のマーガレットを見て、妹を思い出しました。感傷にひたる間もなく、庭から解体対象家屋に入って、まずはそこの部屋に不要物を固めることに。

部屋のあちこちに散乱しているゴミを可燃物と金属と陶磁器類に大分類し、可燃物を片隅に固めました。
ある程度固めてから、次の部屋に侵入。大量の服、ぱりぱりに砕ける缶、段ボール…。次々と最初の部屋に投げ込んでいきます。
この歴史的建造物の解体に伴って、県の文化課から貴重品の捜索のために職員の方が来ていました。ただ、不用品の中から貴重品を探すのは一苦労。ひょんなことから行政と片付けの協働作業になりました。

解体に伴う不要物の搬出なら僕はプロです。仕分けをしながら次々と運ぶ段取りをしました。
埃にまみれて咳が止まらないのは去年の6月依頼です。去年は半年間も咳が止まりませんでした。
本日は埃に加えて、依頼主のお父さんが生前にやろうと考えていた ポップコーンにも悩まされました。
ポップコーンの粉が入った段ボールが80ケースほどあり(後に全体量の3分の1程だったことが判明)、全てが2階に上げられていたので苦労しました。
こんなに仕入れたなら、やろうよお父さん…。

本日は外に出せるだけ出して、翌日に重機でダンプに積みことにしました。予想する可燃物の量は4tダンプに目一杯載せて16台分です。
けれども良いことも…。2階に野良ネコが子供を産んでおり、依頼主の了解を得てネルの弟となる「ミル」を引き取りました。
賢いネルをよく見て育つように名付けました。

 

活動中総移動距離37,200㎞