「JPF」主催 熊本支援事業 3日目

□本日の活動内容
(1)「JPF」主催 熊本支援事業 3日目

◎訪問先
1-「一般社団法人 ボラステ気仙沼」
2-「特定非営利活動法人 生活支援プロジェクトK」

□参加者
松岡、竹田、沖田

□詳細
(1)「ジャパンプラットフォーム」熊本支援事業 先進地に学び活動に活かす研修事業 3日目

1-「一般社団法人 ボラステ気仙沼」
3日目となる今日は「一般社団法人 ボラステ気仙沼」さんを訪ねました。

お話を聞きながら、僕がメモしたものをまとめると、下記のようになります。
●「ボラステ気仙沼」は自分たちで必要性を感じて立ち上げたもので、行政から自治会を作る働きかけがあったわけではない。
●「ボラステ気仙沼」の構成自治会も既存住宅街の自治会で役員経験があったわけではない。
●「石巻じちれん」は早い段階で組織だった訳ではなく、生活の中で自治組織の必要性から声が上がった。
●組織立つ時期を早まると、そこに支援が集中してしまう。
●外部から入る大きい団体が型にはめようとする。
●各団体が復興支援に動くが、地元の想いが入らないと復興とは言えない。
●自治連に外部支援者から積極的に働く必要はない。なぜなら自治組織だから。しかし自治組織も自分でできないことのわきまえは必要。
●仮設の自治会をどのように立ち上げるかが大事。外部からの提案や働きではなく、内部からの声を待つべき。
●行政がやらないことは誰かがやらないといけない。「ボラステ気仙沼」も初めは行政がやるようなことをして、行政機関と喧嘩していたが、今では行政機関から連携を図るような働きがある。行政機関も自分でできないことをわきまえてきている。
●結露問題でYKKapとかを呼んで、結露対策に有効な手法を話してもらった。自治連とは住民の困りごとを取りまとめて、解決への道筋をつけるもの。
●東日本大震災は規模が大きいからどうとかじゃない。国は規模で見るが、被災者からすると規模じゃない。
●仮設の自治会長から既存の自治会へ挨拶とかした方がいい。いずれは既存の自治会に仮設自治会を併合しようという動きも出てくる。
●周辺の住民と仮設の住民の関係性を構築するサポートが必要。
●支援者は説明をする力をつけて、当事者は声を上げる力をつける。そこを混同して一緒にやろうとしても、無理。
●男性の孤独死が絶対出てくる。
以上が1時間強のお話を伺って書き留めることができた内容です。正直、もっとあったと思います。お話を聞くのに夢中で、聞けば聞くほど、「こういった方々を益城の自治会長の前にお迎えしてお話頂きたい」という想いが高まりました。

2-「特定非営利活動法人 生活支援プロジェクトK」
「ボラステ気仙沼」を出てから、「NPO法人生活再建プロジェクトK」を訪問しました。
こちらはちょうど当日に地域の公民館祭りに行っているとのことだったので、そちらにお邪魔しました。
「階上公民館」で実施された「はしかみ公民館まつり」は大盛況で、いい意味で人がごった返していました。


お母さん方と交じり座っていると、次々に食べ物が出てくる出てくる(笑)
この公民館では毎年この時期に公民館まつりを実施しているようで、地域の方にとって重要な憩いの場になっているようでした。

 

慌ただしい移動スケジュールで、公民館も1時間ほどの滞在で、車で気仙沼から仙台に向かいました。仙台駅の近くでレンタカーを返し、新幹線で東京駅へ。東京駅からモノレールで羽田空港第2ターミナルに行き、台風の影響からか遅延している飛行機を待ち、熊本空港に降りたのが22時頃でした。
帰りの新幹線や飛行機の中でレポートや滞在中の溜まっている活動報告を書きました。
疲労感がたまらないですが、いい「経験」できました!

 

活動中総移動距離35,800㎞