2020.7.21
寝落ちしてしまって、昨日の報告が昨日のうちに出せませんでした
21日は、当日の朝6時くらいに急遽ヘルプのあった下新町の災害ゴミ片付けに行きました。
参加したのは、
「くまもと友救の会」から3名
「熊の恩返し」から1名
「イキマス熊本」からの紹介で2名
「ありえの家」からの紹介で2名
「個人参加」3名
の11名で活動しました。
また、災害ボランティアセンターから応援で9名の方々が駆けつけて下さり、大変助かりました。
下新町の案件を振り返ると、
市役所がこの空き地に災害ゴミを置いていいと言っているというデマが流れ、近隣の住民さんだけでなく、業者っぽい人達も分別されていない混載したダンプをここにダンプアップしていくので、どんどん横に広がり、あっという間にこんな山になったそうです。
ご相談は、副代表の妹さんを介して、下新町の町内会長の娘さんよりありました。
朝、この連絡を受けて、急遽活動の段取りを変更。
拠点に集まった参加者に事情を説明し、総掛かりで下新町の災害ゴミ撤去に動きました。
ここは道路の白線から外にまでゴミが出てしまっていて、車が離合するのも不気味な感じがしました。
少し端っこの方に重機が入れるスペースがあったので、まずは重機を入れ、届く範囲で取れる鉄くずを集めたら、すぐにダンプいっぱいになりました。
カーポートを解体した、明らかにフォーククローで潰した痕跡もありました。
少し広まったスペースに畳を敷き、道路側の可燃ごみをフレコンバッグに入れていきました。
道路は車の通行を片側止めないと、危険で作業もできません。
副代表から、警察と役所に連絡を入れるよう言われた妹さんが連絡を入れてくれて、警察も現場に駆けつけました。
話を聞き、安全に配慮して活動するよう言い残して立ち去った警察は、役所に早期に対応するよう連絡をしてくれました。
その連絡を受けた環境課はこう答えたそうです。
「くまもと友救の会に頼んで撤去してもらってください」
いやいや、おかしいでしょ
公式の仮置き場ではなく、ボランティアで撤去搬出を緊急でしていますが、我々はあくまでボランティアですよ
いかに、行政も機能がパンクしているかが伺えます。
僕は個人的には行政が悪いとか、批判したい訳じゃない。
コロナで応援の職員も多く入れない中、未曾有の災害に、職員もみんな被災者であるから、そんな状況ではどの自治体でもパンクしますよ
だから、助け合いましょう。
共有しましょう。
僕たちが、地震の時にあなた達に助けられたように、今度は僕たちが、少しでもあなた達の助けになれたら嬉しい。
僕は勝手に、そんな益城町民の気持ちを背負ったつもりで、たくさんの方の支援の気持ちを預かって、活動させてもらってます。
吐き出しましょう、悩みを。
手当をしましょう、痛みを。
分かち合いましょう、苦しみを。
だって、僕たちは熊本県民じゃないですか
あの混乱を、何とか乗り越えてきたじゃないですか
あなた達のお陰なんです。
人吉球磨地域の方々に助けられたご恩は、益城から南の空を見上げる時にいつも思い出す
積まれたゴミは分別されておらず、機械で荒く分別しながら、可燃ごみをフレコンバッグに詰め込み、袋の口を閉じて、ダンプやユニックに積みました。
午後からはzoomを用いた番組出演と、ある工業大学での講義が重なり、ほとんど僕は作業出来ませんでした。
zoomでパソコンと対面してる間も、作業が気になって気になって、質問されたことにもまともに答えられていなかったと思います
(Choose Life Project Youtubeライブ配信 番組出演の動画はこちらをご覧ください)
僕たちは、この山がただ積まれているだけで、近隣の方のゴミ出しが済んでいるなら、搬出はしなかったかもしれない。
しかし依頼は、まだ家屋内からゴミ出しができていないのに、スーパー高齢者が多いこの区域で集積場への持ち出しができず、この空き地に置くことができないと、家屋内のゴミの持ち出しようがない、ということでした。
水害は、スピードが勝負。
家屋内のゴミ出しが、とにかく急がないと、壁や床を剥がして柱や梁などの骨組みの状態にして清掃を早くしないと、どんどんカビが侵食します。
まず、ゴミ出し。
九日町の札の辻駐車場で町内会のゴミを借り置きしてもらっていたのも、僕達がそこで一旦受け取り、大きな車両で分別されたゴミを一気に出すと、集積場の中の混雑が緩和されると共に、近隣の方は集積場まで持って行かずに近くでゴミを出せる。
住民の方の自助と、支援団体の共助のバランスにより、災害ゴミが町から早く無くなるように工夫したものです
下新町の民地は、まずは道路の確保。
そしてどんどん、分別して搬出しながら、空いたスペースを作る。
そこに、まだゴミを出せていない近隣の方がゴミを持ってくる。
その流れを作りたいと思います。
緊急でヘルプをもらい、その後に僕は緊急ヘルプの投稿をしました。
その後、たくさんの方からご支援や後方支援の連絡を頂き、
指定の物資を拠点に届けてくれた友人知人、
急な注文に応えてフレコンバッグ300枚を届けてくれた資材屋さん、
たくさんの物資をシェアしてくれたとある社協さん、
住民個人レベルで集めてくれたフレコンを自転車で現場に駆けつけてきてくれた住民さん、
芦北から重機とダンプを持ってきてくれた地元の方、
熊本で1番、活動力がある団体のご協力のお申し出など、今日一日でどれだけの方の想いが交差したでしょうか
相談された方に、すごいですねと言われることはよくあります。
僕はその度、答えます。
僕達が凄いんじゃない。
直接手は届かないけど、何かしたいと考えてくれる人がいる。
実際に、何をすれば助かる?と聞いてくれる人がいる。
リクエストしたら、答えてくれる人がいる。
迅速に、かつ絶対的な信頼で預けてくれる支援の気持ち。
それを僕たちは預かって、具体的な形にしてお渡ししているだけ。
凄いのは、現場にいる僕たちじゃない。
現場にいる僕たちを信じて後方支援をしてくれる人たち、その想いが繋がった時が凄いんです。
夕方には、山江村の社協から重機ニーズのご相談がありました。
22日の夕方にまずは現地の状況を見てきます。
どこもかしこも、手が足りない。
住民さんももちろん、行政も社協も疲弊しきっている。
たくさんの方のご相談やたくさんの方のご支援、そのひとつひとつに、本当は丁寧に対応していきたい。
でも僕も追いついていない。
どうか、助け合いましょう。
分担しましょう。
シェアしましょう。
そして、信じましょう。
それぞれの良心を。
また今日も益城から南の空を見上げ、人吉を想う人がいる。
きっとあちこちの方面、そんな人がいる。
あなた達がそうしてくれたように。
「熊の恩返し」でやっている、冠水車の現金化活動。先日、車両保険の水没に入っておらず、少しでも現金になればと引き取り依頼のあった車ですが、よく見ると、現金化どころか治すことができたようです。
掃除は徹底的に必要ですが、新しい車を買い直すよりは、明らかに出費が少なく済む。
依頼者は大変喜ばれていたようです
協働する「熊の恩返し」の報告に詳細に書かれているので、そちらもぜひご確認下さい。
実は僕たちはお互いにお互いが先に報告を出さないかとウトウトしながら報告文章と夢を行き来してます
相手が先に出すと、「そちらに詳細が書かれてあるので」とリンク先を貼り付け、少し楽ができると
暑苦しい、じゃなかった、熱い男が書いていますので、ぜひご覧下さい。
「熊の恩返し」
益城町民として、益城の恩返しを今!
また、必ず会おう。何事も無かったかのように。
やらない善よりやる偽善。
※カンパ先はこちら
ゆうちょ銀行
クマモトユウキュウノカイ
普通
記号17190
番号32113781
支店718
代表者 松岡亮太
#Bridgekumamoto基金
この活動は皆様から頂いたご支援と共に、上記から助成を頂いております。