益城町仮設団地自治会支援(櫛島)・益城町仮設団地自治会支援(木山上辻)・災害ごみ片付けニーズ対応

□本日の活動内容
(1)益城町仮設団地自治会支援(櫛島)
(2)益城町仮設団地自治会支援(木山上辻)
(3)災害ごみ片付けニーズ対応

□参加者
松岡、都さん、緒方さん、「よか隊ネット」より土黒さん、高井さん、三池さん、小林さん、上智大学より学生(ユウカ・ユノ・シオリ・マホ・アミ・ヨシタカ・リク・ダイスケ・マサユキ・ケント・ヒナノ)

□詳細
(1)櫛島仮設団地自治会支援「みんなの朝メシ」(緒方記入)
住民さんの声掛けもあり、本日は9名の方参加されました。
今月中に再建宅へ引っ越される予定である方も来られており、同じ地区の方が来られてるのでは?と思い参加されておりました。あいにく、同じ地区の方は少し体調不良で今回は参加されできなかったのですが、住民同士気にかけておられ、今後も地域住民が交流できる場の提供をしていきたいと思います。
最初の朝ごはんから、気にかけていた高齢男性1人暮らしの方も、今月末には再建宅への引越しが決まっており、ご家族と住む予定であるとの事で、少し安心しました。
今回は、初めて参加される方も何人かおられ、朝ごはんを食べながらお互いの状況を話されたり、小鉢の食材(納豆の塩干)について懐かしいと言われ、作り方を教えておられたりと、会話も弾んでおりました。
朝ごはんを通して、再建の状況や普段のお悩みなどを聞きながら、仮設住宅を出られても、コミュニティの継続や仮設内の課題や現状把握をしていきたいと思います。


(2)木山上辻仮設団地自治会支援「東北大学・熊本大学・熊本県立大学によるイベント」(緒方記入)
東北大学・熊本大学・熊本県立大学の合同による、「足湯・手芸」のイベントがありました。7名参加され、学生の方とペットボトルを使用したキャンドル作成や、画用紙で作成する吊り下げ飾りを作っておりました。
お月見に合わせて、ウサギやイチョウ・もみじなどをモチーフに色画用紙やセロハン紙を形どり、秋らしい作品が出来ていました。
皆さん、作成中はこれが良い等、一緒に考えながら笑いもあり、楽しんで作成していました。
作成後は、自治会の方と以前より検討していた、日帰り旅行の内容について最終の打ち合わせを行いました。今回は、果物狩りに行った後、四季の里旭志へ行き昼食と温泉に入り、施設内をゆっくりと過ごす予定で計画がほぼ決定しました。また、日程・時間を調整を行い、本日中に日帰り旅行の参加アンケートを作成し、自治会にて配布を行う予定となりました。来週までには人数を把握し、その後の予約や対応を支援していきます。

(3)災害ごみ片付け処分ニーズ対応
本日はかねてより相談のあったニーズへの対応です。
この案件は、ペット屋さんを営まれている方からのご依頼です。直接ではなく、幼馴染の方を通じてのご相談でした。
依頼主は被災翌日から営業を再開し、被災者のペットの生活安定のために最低限の片付けを済ませて営業再開にこぎつけました。ところが、在庫の核のしているスペースは片付けが進まないまま、少しずつ片付けはするものの2年半近く経った現在でも震災当時の姿が店内二階には残っていました。
中三階になっている部分の床や柱は落ち、危険の恐れもありました。そのような状況の中、どこにも相談することもできずに悩みを抱えてしまって、幼馴染であるご友人がペット用品を買いに来た時も打ち明けることができずに、気づけば2年半近く経過していました。
お客さんのためとご自身の生活のため、身を粉にして片付けてきましたが、危険な箇所も現れ、精神的にも限界が近づいていました。そしてようやく、幼馴染に相談できる日が来たのが今月に入ってからです。
幼馴染の方からすぐに相談があり、ボランティアと業者がやるべき部分をしっかりと線引きした上でのボランティアとして対応できる部分について、すぐに対応していくことで調整しました。それが今日の上智大学の学生ボランティアも参加する経緯です。
作業は過酷を極め、出しても出しても段ボールの山、山、山…。段ボールを空けて必要な物と廃棄するものを仕分けて、廃棄するものは次々に階下へ投げ込んでいきます。窓の下にはダンプが待機し、ダンプの中に乗り込んだ人が段ボールから中身を空けて、ダンプの外に落とします。ダンプの周囲には段ボールを潰す専門の人がいて、カッターでひたすら段ボールを潰していきます。
今日の作業で真ん中のスペースが1/3くらいと中三階の上が少し片付きました。明日の本格作業のための前段取りとしてはベストな形で終われたと思います。
作業後、白木川さんが学生たちを泗水にある温泉に連れて行ってくれました。作業で疲れただろうからと。
一人一人のできる部分で助け合う、想い合う。支援活動の原点を持ち続ける人です。