令和元年8月九州北部豪雨・佐賀県大町町水害復旧

以下、特定非営利活動法人YNF Facebookより転載

9月10日
●活動報告&クラウドファンディングのお知らせ
【9月10日@佐賀県大町町】
今日は常日頃から協働しているくまもと友救の会の松岡さんとその仲間のくまの恩返しチーム、上智大学の学生ボランティアの方々も来ていただきました!
被災した小屋の解体や在宅被災世帯の方の家の片づけを行いました。
在宅被災世帯の方の家は高齢世帯で、その片づけでは、これまで最低限のボランティアしか入っておらず、まだお手伝いが必要な状況でしたが、ご本人の意向もあり、ご自身が毎日朝3時に起きて片づけるということを続けていたとのことです。また、平屋の家ではありますが、家屋内部は床も割れそうになっており、普段の生活とはかけ離れた環境となっています。避難所や公営住宅の一時入居(エアコンが設置されていないケースも多いと思われるので、夏場の入居はおススメできません)はご本人たちの強い意向で、拒否されているため、せめて足場の確保だけでも、ということでコンパネで通路の確保も行いました。
これから、長いお付き合いがはじまりそうです。
また、床下もまだ乾燥していなかったため、先日AAR Japanさんが大町町に寄贈された扇風機を町からお借りして設置しました。
突然の環境の変化に疲れがたまったほか、水害でお薬が流され、服薬できていなかったことなどから、依頼者さんが倒れるという一幕もありましたが、くまもと友救の会のスタッフさんに元看護師長をされていた方がいらっしゃったり、この間お手伝いに来ていただいているボランティアの方が介護職だったりと、幸いなことに適切な処置をすることができ、病院にお連れすることができました。
活動終了後に再度お邪魔すると、すでに帰宅されていて、今後は人に頼む、とおっしゃっておられたので少し安心しました。(片づけなどはひとまず終了。今後は修理ですが、応急修理制度に関する情報はまだ発表されていないようです。)
局所的な災害でも在宅被災者の課題はでてきます。逆に公的支援が少なかったり、世間の雰囲気に流されて被災者が受援に気後れしたりというケースが心配になります。
私たち民間支援団体こそがミクロの視点を持って一人ひとりと向き合っていく必要があると改めて感じました。
【クラウドファンディング行っています!】https://camp-fire.jp/projects/view/192840