□本日の活動内容
(1)益城町仮設団地自治会支援
(2)県外NPO法人へ災害後の緊急時対応のお話
(3)飲料水提供
(4)「みんボラ」会議
(5)「第152回 火の国会議」
□参加者
松岡、竹田
□詳細
(1)木山上辻仮設 集会所12月予定表作成
12月の木山上辻仮設集会所の予定表を作成しました。
定期的に入っているサロンやイベントを除いては、警察音楽隊による生演奏だけが単発のイベントとなりました。
木山上辻は入居から一年となるこの時期になってようやくイベントなどの参加者が増えてきましたので、継続活動のサロンなどはもちろんですが、単発のイベントなどがもう少しあればいいなと感じます。
(2)「NPO法人いるかねっと」災害後緊急時の対応について
福岡県から、NPO法人の方が災害後の緊急時対応について話を聞きたいと訪問頂きました。といっても、話は「みんボラ」のことや益城町の農家が抱える課題、地域としての課題にまで及び、緊急時の話はどれぐらいできたかわかりませんが、初めに「僕は益城町で話が長いで有名なんですよ」と断っておいてよかったです。
(3)「カルピスウォーター」提供
益城町テクノ仮設団地D工区へカルピスウォーターを90ケース提供しました。以降、ほかの工区にも提供を続けてまいります。
(4)「第13回 みんなのボランティアステーション会議」
小規模仮設部会と作業部会を行いました。
小規模仮設部会では、自治会サポートに入る「広崎・安永・津森・馬水・木山上辻・安永東・惣領・小池東無田・櫛島」各仮設の主に自治会の動きが共有されました。
作業部会では、制度上の応急仮設住宅から民間の賃貸住宅や住宅再建などで制度上の支援から外れた場合、簡単に言うと生活再建が住宅上、成った場合に支給される「一律10万円」の県の助成制度のことが話し合われました。
この制度を悪用する業者も出てくるでしょうし、利用して、例えば引越しをボランティアに無償で依頼し、引越し助成をもらうといったことも出てきます。
制度上はボランティアに無償で頼んで、助成金を住民がもらうことは妨げないのですが、ボランティアへの依頼が殺到することを考えると、助成金を活用して引越し業者に依頼するか、有償ということでボランティアに依頼するかが妥当なのではないかと考えられます。
優先的には制度上の説明をし、引越し業者に依頼するように促し、それでも業者がいなかったり、間に合わなかったりした場合に有償でボランティアによる対応を、ということになるでしょうか。
しかし、被災家屋から仮設住宅に引越した時と違って、仮設からの民間賃貸住宅や債券されたご自宅へ戻る場合、壁や床に傷をつけてしまってもボランティアによる作業であれば品質上の保証はできません。そうした説明なども丁寧にやっていく必要はあると思います。
いずれにしても、解体前の片付けニーズが一部の団体に集中して団体疲弊を招いたように、仮設からの引越しについても支援団体間で歩調を合わして、対応策を練らないといけないと思います。
(5)「第152回 火の国会議」
県域の支援活動に関する情報を共有する会議である「火の国会議」。また僕は終わり掛けとなってしまいましたが、先日の玉東町の解体前の片付けニーズについて報告しました。
このニーズは、火の国会議を主催するKVOADからの紹介ですが、依頼者は熊日新聞などで県域の支援団体を取りまとめるKVOADを知ったのだと思います。
依頼内容は解体前の片付け。依頼者は名古屋にお住まいだった方で、地震後にご両親が亡くなられ、相続のために熊本に帰ってきました。相続した家屋が古く歴史的価値があるものの、解体に踏み切り、片付けの必要に迫られました。
ところが、亡くなられたお父さんが生前に営もうとしていたポップコーンの味付け用の粉が大量にあり、玉東町のクリーンセンターも事業用のものだからと引き取ってくれません。事業用として仕入れたのは生前のお父さんであって、依頼者ご本人は関与しないところ。借金でさえ相続するのは当たり前ですが、お父さんの存命の時にすでに廃業されており、廃業したあとに相続したものは一概に事業用として産廃業者に頼むように線を引いてしまえるでしょうか…。
業者に頼むと、家屋からの取り出しから含めて数百万円はかかると思います。それほど、多量であり、過酷であり、時間と労力がかかります。
業者に頼む資力がない相続人が、ご自分で片づけられる量でもない。かといって、ボランティアでやりきる内容でもない。
ここはやはり行政が処分の例外を受容してもらうほかないと思います。
処分さえできれば、あとはボランティアが片付け・搬出できるのですが…。
活動中総移動距離37,650㎞