処分ニーズ対応・物資提供・仮設イベント・「みんボラ」会議・「火の国会議」

□本日の活動内容
(1)処分ニーズ対応
(2)物資提供
(3)仮設イベント
(4)「みんボラ」会議
(5)「火の国会議」

□参加者
松岡、竹田、フカザワさん

□詳細
(1)「みんボラ」ニーズ33対応
益城町の寺迫にお住まいの方から依頼があり、解体前の片付けと処分のお手伝いを行いました。
まだ新しいお宅でしたが、内部はボード壁などが剥がれ落ちたりして、揺れの激しさを感じました。
運んだのはテレビボードやソファー、本棚、椅子、ダイニングテーブルなどの家具類と家電、マットレスなどです。ご自分たちでできる範囲はやろうとしているのが伝わり、ボランティアとしてもすごく自然に活動が行えました。
フカザワさんはこの数日、友救の会と「みんボラ」の活動に参加して頂きましたが、そのニーズと求められる対応力の幅の広さに感じて頂くことがあったと思います。
震災から1年半が経過した今もなお、これだけボランティアのサポートが求められている。
フェーズが替わるだけで、支援の必要性が潜在化しているだけで、決して生活再建が進んでいる訳ではありません。
どうか皆さん、熊本への関心を薄れさせないでください。

(2)飲料系物資提供
本日も水の提供を行いました。翌日に「カルピスウォーター」の搬入があるため、飲料水の在庫を移動させたりもしました。
カルピスウォーターは4000ケース入荷します。これはカルピスを製造販売しているアサヒ飲料株式会社から中間支援団体を通して友救の会が受取り団体となりました。
今回は益城町と御船町の小規模仮設を中心に自治会へ提供する調整を以前より行っていました。
4000ケースで1ケース24本入りなので、市場価格が1本100円としても9,600,000円ほどの価値になります。これだけの物資を配布することは、自立の妨げとなると批判される方もありますが、果たしてそうでしょうか。
みなさんが仰っている「自立」と「自律」は大きく違うと思います。
「自律」の妨げになることがいけないと思いますが、「自立」という意味では、まだまだその段階ではありません。

(3)木山上辻仮設 映画上映会
木山上辻仮設で映画上映会が行われました。ほかの小規模仮設では5~6名の参加だったらしく、10名ほどが参加した今回は主催側も喜ばれていました。
上映した「桃太郎侍」です。

(4)「みんボラ」第12回会議
「みんボラ」第12回会議を行いました。今回は「小規模部会」も同時に行いました。
次回の10月31日からは「小規模部会」と「作業部会」も統合して情報共有が行われます。
これまで役場や社会福祉協議会と情報共有を定期的に行う機会は少なく、バラバラに行われていましたので、今後は「みんボラ」に携わる支援団体(益城町で活動するほぼ全ての団体)と役場、社協が作業系ニーズと仮設支援に関する情報を統合して共有します。
その際に「みんボラ」としての民間団体の活動実績と報告も提出することで、行政機関にも民間のニーズとシーズの動きを的確に把握してもらうことができます。

(5)「火の国会議」第147回 課題検討会議
毎週火曜日の火の国会議です。今回は「課題検討会議」と題して、支援活動に関する住民や団体の課題を検討する会議です。
「赤い羽根共同募金」の「ボラサポ・九州」3次の報告に追われている団体、3次の報告が済まないと5次の内容が固められないなどの情報が共有されました。
助成金はもらうより報告が大変です。申請段階から、自団体にとって手に余るようでしたら、申請しないという選択も必要です。
事務作業に追われて活動に支障がでる…。助成金を得ないなら活動資金に制限がある…。
そのバランス感も団体運営を実施する代表者には求められます。
僕の場合は自分で申請も報告もまとめるので、自分の裁量なので理解しやすいですが、申請段階から事務員に委ねている団体などは大変だと思います。

活動中総移動距離35,550㎞