引越しのお手伝い ・安永仮設にて支援団体職員の送別会

□本日の活動内容
・引越しのお手伝い
・安永仮設にて支援団体職員の送別会

□参加者
松岡、竹田、沖田

■本日はKVOADからの紹介案件で引越しのお手伝いを行いました。場所は薬園町です。依頼者は「リベルテ」という創作洋風居酒屋を営まれている方です。お店が入り、お住まいでもあるビルが半壊という被害を受け、建て替えが行われるようです。建て替えが済むとお店も再開すると仰っていましたが、1年以上はみなし仮設に移り、「待ち」の時間です。
居住されていたのはビルの2階で、
・洗濯機
・ダンボール2箱
・衣装ケース4箱
・ハンガーラック
・テーブル
・ベッド
・テレビ
・レコーダー
・その他小物
などを下ろし、軽トラに積み込みました。
引越し先は300mほど離れたビルですが、こちらはエレベーターの設置されていない4階部分になるので、全て階段を使います。
依頼者と一緒に汗だくになって運びました。何とか運び入れることが出来て良かったと思います。

■引越しが終わり、そのまま安永仮設に向かいました。こちらでは、九州キリスト災害支援センターさんが自治会支援の担当であり、そこのスタッフ2名が近々退職するというので、自治会が送別会を行ってくれました。僕達はただのお呼ばれです(笑)安永仮設では食事会などがある場合、必ずと言っていいほど、僕達も呼んで下さいます。


この日は写真であるようなご馳走が並んでいましたが、この日に限って朝ごはんをしっかり食べてきたので、あまり沢山は食べられませんでした。

 

■北米のフレーミングハムという街で、人類学者たちがある研究を行っていました。それは、「人が人に与える影響を統計学的に表す」こと。30年以上に渡って、街に住む人々とネットワークを追跡研究した結果、「3次の隔たりの法則」が発見されました。それは、人は影響力の大小はあっても、3次の隔たりまでは確実に影響を与えるというもの。
僕と、これを読んでるあなたは1次の隔たり。
あなたのお母さんは僕と2次の隔たり。
あなたのお母さんの職場の同僚は僕と3次の隔たり。
僕はあなたのお母さんどころか、お母さんの同僚なんて知りもしないし、一生をかけて知ることは無いかもしれないほどの他人です。
しかし人は、そんな人にさえ影響を与える。
僕達は最後には忘れられる存在。忘れられた時が、関わった人にとっての再興の時。
今日、九キ災のきこちゃんがこう言いました。
「そうね、きっと皆、全部落ち着いて過去を振り返るときにふいに思い出したりするんだよきっと。そのときに頭によぎるくらいの存在になれたら嬉しいな」
「ま、忘れられても別にいいんだけどね。私は覚えてるから。それでいいわ。」
これが、現場の声です。私人として、公を思う。
素晴らしき活動家が、熊本から去ります。