□本日の活動内容
(1)災害ごみ片付けニーズ対応
(2)渋谷クロスFM出演
□参加者
松岡、都さん、緒方さん、田上さん、白木川さん、上智大学より学生(ユウカ・ユノ・シオリ・マホ・アミ・ヨシタカ・リク・ダイスケ・マサユキ・ケント・ヒナノ)、マオさん
□詳細
(1)災害ごみ片付け処分ニーズ対応
(2)渋谷クロスFMラジオ「番組初 電話出演」
本日は前日に引き続き、ペット屋さんの災害当時の様子がそのまま残る状況でのごみの撤去片付け作業です。
昨日に続き、白木川さんとマオも参加です。少しだけ「被災地障害者センターくまもと」の鈴木さんとケンケンも手伝ってくれました。
本日は昨日よりさらに多いゴミを撤去できました。
作業手順としては、昨日に作業のための導線の確保と手順の確認ができていたので、今日は安全を確保しながら優先場所から順番にひたすらゴミ出しです。
まず、中三階にあるボリューム感のあるごみをダンプの荷台半分くらいまで積みました。その後に倒壊している中三階の下の部分にもぐり、安全対策として梁を支えるサポートや重ねたパレットを動かしながら、出しました。次には中央の倒壊しているパレットや棚などを解体しながら攻めました。中央の空間が広く開くと、精神的にもかなり違います。
この二日間で2tダンプで可燃ごみが5台。4t深ダンプで可燃ごみが5台。段ボールが2tダンプで3回、4t深型ダンプで2回、スクラップが2tダンプで1回の搬出です。
4t深ダンプは2tダンプの3台分積めますので、全て2tダンプで換算すると、可燃ごみが2tダンプで20台分。段ボールが9台分もの搬出です。
的確な作業手順の確保と明示、共有。統一された意識での協働作業。昨日今日、初めて作業を共にする初めて会った人たちが、これだけのことを為しました。
作業の途中には「シブヤcross-FM」の防災番組に番組市場初めてとなる電話での出演をしました。
まさに震災当時の姿が残る場所での作業途中ということで、ご依頼頂いた経緯や熊本でのまだまだ残っている課題などをお話させて頂きました。首都圏の方に今でも熊本は大変だということを伝えられたのはよかったと思いますが、何より良かったのは、「私たちに何ができるか?」と聞かれたアナウンサーの方に、「被災地への関心を持ち続ける事」と答えられたのが僕的には一番「果たした感」があります。貴重な機会を与えてくださった早川さんに感謝です!
作業後に、依頼者からのお話の中に、「幼馴染にも相談できなかったくらい、抱えてしまっていた」とありました。「しかし精神的に限界が近づき、ふと訪れた幼馴染の方に相談したことがきっかけで、それからたった数日で、こんなにもたくさんの方が自分の悩みに対して動いてくれる現実に、相談してよかったという安心感が得られた」とありました。
僕はゴミが何トン片付いたとかではなく、依頼者がボランティアに相談したことにより、安心感に繋げられたというのが一番の成果だと感じています。ボランティアへの安心感が、ひいては地元行政であったり社協であったりへの信頼感に繋がれば…。そのためにボランティアは存在するといっても過言ではありません。
過酷な作業に励んでくれた学生たち、学生たちを預けてくれた「被災地障害者センターくまもと」、根気のいる調整に頑張ってくれた白木川さん、初めてのボランティア活動なのにめっちゃ頑張ったマオ、仕事を休んで参加の田上さん、休憩もろくに取らず誰より頑張ったペット屋さんの従業員の方たち、そしてボランティアへ相談してくださった依頼者さん、みんな、ありがとうございました。
松岡亮太さんの投稿 2018年9月14日金曜日